• 令和元年は、長野市にとって忘れてはならない年となりました。
    台風19号によってもたらされた被害は甚大であり
    今もなお、多くの方が日常を取り戻せずにいます。
    新しい年を迎えるにあたって、私たちが備えるべきはなにか。
    もう一度、ご家族で考えてみてはいかがでしょうか。

     

年の初めに
防災用品のチェックを

 お正月は、家族揃って新年をお祝いする家も多いのではないでしょうか。慌ただしい年末が過ぎ、ゆっくりと休めるお正月だからこそ、新年最初に家族全員で防災用品をチェックしてみてはいかがですか。
 今年一年の無病息災を初詣でお願いするのと同時に、自分たちで備えられることはきちんと準備することが大切です。

非常用の持出袋は
見える場所に置いておく

 非常用の持出袋は、リュックサックがベストです。両手を使えるようにしておくと、何かあった時に対処しやすいからです。また防災用品を揃える際、多ければ多いほど良いと思ってしまいがちですが、重すぎると逆に動きが鈍くなってしまうことがあります。特に高齢者の方は自分が背負える重さかどうかを必ず確認し、すぐに持ち出せる場所に置いておきましょう。

自分だけの
持出確認リストを作ろう

 今は防災用品がセットになった非常用持出袋が何種類も販売されていますし、それ以外にも、あると便利な防災グッズがたくさん売られています。最近では100円ショップでも防災用品を販売しているので、一度チェックしてみるのもよいでしょう。
 ただ、いざという時、防災用品だけを持って逃げればいいというわけではありません。眼鏡やコンタクトの方、補聴器が必要な方、杖がないと歩けない方、毎日飲む薬がある方など、「それがないと困る」というものがある方も多いと思います。普段から使っていて非常用持出袋に入れておけないものを忘れないために、自分だけの「持出確認リスト」を作っておきましょう。
 気が焦っていると、普段は思いつくことでも忘れてしまうのはよくあること。「持出確認リスト」があれば、とにかくそれを見て持ち物を揃えれば準備はOKです。

お正月に家族で
マイ・タイムラインを作ろう

 集まった機会を活かして、家族でマイ・タイムラインを作るのもおすすめです。「マイ・タイムライン」は、いざという時の行動予定表のこと。ながの情報NEXTのホームページからダウンロードすることができます。色違いの付箋を2本用意して、家族で「マイ・タイムライン」を作ってみませんか。

(2020年1月号掲載)

詳しくは

  • NHKデータ放送
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