死亡交通事故ゼロを目指し
住みやすいまちづくりに
貢献していきたいと
思います。
2015年の国連サミットで「SDGs」が採択され、2030年までに達成すべき世界共通の目標が示されてから、今年で10年。私たちは、持続可能な社会へと舵を切れているのでしょうか。
このシリーズでは、さまざまな課題解決のために、長野の企業や団体がどんな取り組みを始めているのかをご紹介します。今回は、スバル信州株式会社長野若里店のカーライフアドバイザー、山本桜子さんと三ツ井沙羅さんにお話を伺いました。
死亡交通事故ゼロを目指すことがSDGsにつながる。
スバル信州株式会社は、平成20(2008)年の設立以来、スバル車を通して地域の皆さまに、より安全で快適なカーライフを提案してきました。中でも「安全」に関して、スバルは独自の技術開発により、2030年死亡交通事故ゼロを目指して進化を続けています。スバル信州ではこの指針のもと、地域の皆さまに先進の運転支援システム「アイサイト」搭載車を販売促進することで、事故のないまちづくりに貢献したいと考えています。
自動車事故は、一瞬にしてすべてを失ってしまうこともあります。私たちは車に乗る人はもちろん、その周りの人たちにとっても安全な、交通事故のない未来を作りたいと願っています。事故をなくすことで、誰もが住みやすいまちをつくり、そこで暮らす幸せな日々を守りたい。スバル車を提案することこそが、持続可能な社会の実現につながると確信し、日々の営業活動に取り組んでいます。
スバルの「新世代アイサイト」は、広範囲を見渡せるカメラと超広角の単眼カメラを組み合わせた3つのカメラで、安全運転をサポートしています。カメラがカラー化したことで、歩行者がどの向きに歩いているかも瞬時に判断し、警報音や警告表示、ブレーキ制御を行えるようになりました。アイサイト搭載車の追突事故発生率は0・06%。この数字をゼロにするために、私たちアドバイザーが的確な情報をお伝えし、安全で快適な運転を支えていきたいと思います。
いのちを守るスバルが
地域を守る人とともに。
また、人の「いのちを守る」ことを大切にしてきたスバルは、思いを同じくするパートナーとともに「一つのいのちプロジェクト」に取り組んでいます。スバル信州では、自然のいのちを守ることに本気で取り組まれている、上高地の一般財団法人自然公園財団上高地支部の活動に感銘を受け、パトロールカーを提供して活動を支援しています。昨年は、6月にスバル信州の社員が上高地を訪れ、上高地の保全や野生動物との共生、人と自然の在り方を学び、「自然のいのち」を考える機会となりました。上高地の風景をイメージしたラッピングパトロールカーも実際に見ることができ、保全活動の一助となっていることに誇りを感じました。
さらに10月には、スバルユーザー参加による「自然公園財団×SUBARU 上高地の自然を愉しもう!」イベントを開催。長野県内だけでなく関東エリアからのお申し込みも多く、関心の高さを感じました。当日は、財団の皆さまにご協力いただき、さまざまな角度から上高地を体感していただきました。参加した方からは、「ただ上高地を訪れただけでは知り得ない、深い上高地を知ることができてよかった」「上高地という大きないのちを守るために、どれだけの人が影で力を尽くしているのかを知ることができた」など、高評価をいただき、また、スバル信州の地域貢献活動にも共感をいただくことができました。
この活動は、本年度以降も継続していく予定です。長野に暮らす私たちにとっては身近な上高地ですが、その自然を守ることの大変さ、大切さを、より多くの人に伝えていくことで、スバル信州だからこそできる地域貢献、環境保全に向け、取り組んでいきたいと思います。