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東日本大震災から、10年―とある東北の小さな街、駅のロータリー。タクシードライバーの遠藤(冨家ノリマサ)と竹ちゃん(谷田真吾)は、最近タクシードライバーの間で噂になっている話をしていた。竹ちゃんと別れた遠藤はひとりタクシーのハンドルを握り、閑散とした夜の住宅街を流す。ふとライトが、人気のない深夜の道路に立ち、手をあげる若い女性(岩田華怜)を照らし出す―。宮城県生まれの堀江監督が、故郷のためにと動き出したプロジェクトの最初の一歩。世界各地の映画祭で数多くの賞を受賞し、いよいよ日本公開へ。/55分