花びら餅/1個 380円(税別)
初春を祝うお菓子、「花びら餅」。明治時代より裏千家の初釜で振舞われている和菓子で、そもそもは平安時代の新年行事、「歯固めの儀式」を簡略化したものが由来とされています。
「歯固めの儀式」とは、齢を固めるために押し鮎などの堅いものを食べて、健康と長寿を願う行事のこと。簡略化される過程で押し鮎に見立てられたのが、ごぼうです。たむらは長野市では先駆けと
して、30年ほど前から花びら餅を作り始めました。
たむらの花びら餅は、シロップ漬けにしたごぼうをみそ餡に乗せて求肥で包んだもの。白餡7に対して西京みそ3の配合で練り上げたみそ餡は、みその風味が効いたなめらかな舌触りを楽しめます。包む求肥にもひと手間加え、泡立てた卵白とねりきりの白餡を加えることで、より白く美しい仕上がりに。ピンク色に染めた求肥と合わせて専用の型で丸くのばせば、ほんのりと可愛らしい花びらの完成です。もちっと柔らかな食感とごぼうのサクっとしたアクセント、なめらかなみそ餡が全体をまとめ上げ、初春にふさわしい逸品となりました。新しい年の健康と長寿を願ってお届けいたします。
販売は12月26日(土)~ 1月中旬。本店、ながの東急店にて承ります。