「旅行」という大きな業界の中で自分なりにキャリアを重ねてきた頃、勤めていた会社が後方業務を北海道に一元化することになって。北海道へ行かなければ、これまでとは全く違う業務に異動という岐路に立たされました。もう一度ゼロから始めるのか、と悩んだ時、「だったら長野に帰りたいな」と思ったんです。夢中で頑張ってきたけれど、これからは地に足をつけて、仕事と生活のバランスを整えながら暮らしたい。そう思った時に、業務で関わっている企業の中に、長野の会社があったことを思い出して。それが「インテージテクノスフィア」との出会いでした。会社から「こういう人間がいるんだけど」と通してもらったところ、とんとん拍子で話が進み、気がついたら長野に。これまで培ってきたキャリアを活かすことができ、実家からも近い長野で山々を眺めながら仕事ができるなんて、大きなご縁をいただけたなと、ありがたく思っています。
現在は、旅行業界のシステム開発や精算業務の代行など、旅行業務の一部をインテージテクノスフィアが担うことで旅行会社や宿泊施設をサポートし、各社、各施設がお客様対応に集中できるよう支援しています。旅行業界の精算業務は非常に複雑で、紙での対応もまだまだ多くあります。より効率的なシステムの開発と手作業の組み合わせで、お客様に満足いただけるよう取り組んでいます。
また、そんな複雑な業務を支えてくれているのが、地域のパート社員さんです。繁忙期には100人以上の方が働いていますが、皆さん、ご家庭や子育てがある中、頑張っていただいています。今後、さらに働きやすく、やりがいのある会社にすることで、地域の雇用を生み出し、多くの方に仕事の楽しさを感じていただけたらと思っています。
コロナ禍も落ち着き、旅行業界も活気を取り戻してきました。インテージテクノスフィアは、日本旅行業協会が構築する「観光産業共通プラットフォーム」事業に携わり、各旅行会社が協業できる業務を一元化することで、旅行業界全体に寄与しています。私も長野の地から、旅行業界に貢献できるよう、これからも取り組んでいきたいと思います。