ながの情報創刊号(1973年1月29日発行)に掲載された広告。イトーヨーカドーに移転する前のブラジル権堂店、後町店、純喫茶グリーンボアの店内の様子が掲載されています。今も昔も、くつろぎの一杯を提供し続けています。
珈琲専科ブラジルは、1966(昭和41)年9月にオープン。1978(昭和53)年に開業したイトーヨーカドー長野店に移転してからは、小さなお子様からお年寄りまで、幅広い世代の皆さまに愛される喫茶店として、歴史を積み重ねてきました。
私は40年前に店を引き継ぎ、今日までお客様をお迎えしてきました。イトーヨーカドーの閉店時には多くの皆さまに惜しまれ、寂しさよりも「こんなにも愛されているんだ」という喜びの方が大きかったですね。続けて欲しいという声もたくさんいただき、何かに導かれるように今の場所が決まって、「ブラジル」を続けることになりました。店内に飾られたコーヒー豆の地図や、ランプ、机や椅子などは、すべて店舗で使っていたものを使い続けています。常連の皆さまには、ほっとする、落ち着くとご好評をいただいています。
メニューも変わらず、こだわりの美味しいお水で淹れるコーヒーはもちろん、昔ながらのナポリタンやカニクリームコロッケ、オムライスやカレーライスなど、いつ食べても懐かしいと思える味を守り続けています。これからも、地域の皆さまに愛される「ブラジル」を、100年続く喫茶店を目指して、頑張っていきたいと思います。
ブレンドコーヒー、アメリカンコーヒーをご注文の方は、おかわりのアメリカンを、一杯無料でサービスしています。イトーヨーカドー時代から続くサービスは、たっぷりゆっくりコーヒーを味わってほしいという、店主の願いが込められています。