• 代表取締役社長

    矢島 隆生さん

ワイシャツ専門メーカーの技術を活かして、人の「心」を豊かにするモノづくりに取り組んでいきたい。

ながの情報0号(1972年11月14日発行)に掲載された広告。
当時のブランドである「高原シャツ」が、50年の時を経て、新たなシャツブランド「KOGEN」としてリブランディングされています。

  江戸時代から繊維商として歴史を紡いできた加納屋商店が、ワイシャツの専門メーカーとして製造・販売を主軸としたのは1950年代のことです。戦後の日本経済の成長とともに、「高原シャツ」というブランドで、生産を拡大してきました。
 「ながの情報」が発刊された1972年から今日までの50年間、我が社のもっとも大きな変化といえば、生産の拠点が日本国内から海外へとシフトしたことではないでしょうか。現在、当社のワイシャツは97%が海外で生産されています。中国やインドネシア、ミャンマー、バングラディシュに専属工場を設立し、地域の雇用を生み出すと同時に、新たなマーケットへと成長を遂げた中国やインドネシアへの販促展開を進めています。
 また国内においては、物が飽和状態である今、「心」に焦点をあてた、人の気持ちを豊かにするモノづくり「Re:stitch」に取り組み始めています。来年の春には、福島第一原発発電所がある福島県双葉町に、思い出の品を新しいカタチで再生する「ひなた工房」をオープンする予定。復興のまちづくりに取り組むこの場所から、一人ひとりの「思い出」に寄り添い、再生するお手伝いをしていきたいと思っています。

思い出の再生と創出をコンセプトに始まった「Re:stitch」。「Resize」、「Repair」、「Reuse」、「Recycle」そして「Remember」。さまざまな「Re:」を紡ぎ、誰かにとって、なくてはならないものを創り出します。

  • フレックスジャパン株式会社
  • 〒387-8601 千曲市屋代2451 TEL 026-261-3000
    https://www.flexjapan.co.jp/

(2023年2月号掲載)