うぐいす餅/1個 216円(税込)
お正月が過ぎて1月も半ばになると店頭に並び始めるのが、うぐいす餅です。春を告げるうぐいすを模した和菓子は全国の菓子店で作られ、一足早い春を届けています。
うぐいす餅を初めて作ったのは、奈良県にある老舗和菓子店「本家菊屋」といわれています。豊臣秀吉の弟である秀長が茶会を開く際に菊屋に菓子を作らせたところ、秀吉がたいそう喜んで、「うぐいす餅」と名付けたとか。今から400年以上も前に作られた菓子が全国へと広がり、現在も作られていることに驚くと同時に、菓子で季節を愛でる日本人ならではの心が受け継がれているのだと感じます。
たむらの「うぐいす餅」は、厳選した白玉粉に水と砂糖を加えた生地を蒸しあげ、さらに蜜を加えながら練り上げて、さらりとした甘さのこし餡を包みます。包む際に手ですばやく楕円形を作りながら、最後に両端をきゅっとひっぱるのがポイント。鶯色が美しい青豆きなこをたっぷりと振りかければ、うぐいすの羽色を表したうぐいす餅の完成です。生地と餡に甘味があるため、きなこには砂糖を加えないのがたむら流。柔らかな食感とやさしい甘味が春の訪れを感じさせてくれます。
※2月上旬まで数量限定、期間限定にて販売