杏壽/1個 130円(税別)
たむら定番のお菓子の中でも、20年以上前から愛されているパイ饅頭「杏壽」。杏の里と呼ばれる千曲市の、森地区の杏を使用しています。
収穫された杏は、新鮮なものをすぐにシロップ漬けに。甘味を一気に入れずにゆっくりと糖度を上げることで、果実の旨味を凝縮させます。酸味と甘みのバランスがちょうどよくなったところで熱風を当て、セミドライに仕上げていきます。
餡は三温糖と黒糖をブレンドして練り上げた、たむらオリジナルのこし餡。食感が残るように手で荒く刻んだ杏を、餡にたっぷりと混ぜ込みます。甘酸っぱい杏に合う餡を探求し、黒糖にたどり着きました。杏独特の香りと酸味に、コクのある黒糖がよく合います。こだわりの杏餡を包み込むパイ生地は、長野県産小麦に発酵バターをふんだんに配合。さっくりと軽い食感になるようにまとめたら杏餡を包み、可愛らしい杏の花印をぽんっと押します。卵黄で艶を出して230℃の高温で一気に焼き上げれば、芳醇な香りが一面に広がります。
地元素材を活かした「杏壽」は、地域とともに歩むたむらの菓子作りのルーツとして、大切に作り続けていきたい逸品です。