麩まんじゅう/1個200円(税別)
生麩で餡を包んだ「麩まんじゅう」は、京都や金沢など、生麩を食す文化のある地域で古くから作られてきた夏の和菓子です。生麩は日持ちがしないことから地域性の強いお菓子で、信州では「麩まんじゅう」を知らないという方もまだまだ多いかもしれません。
たむらでは、もっと和菓子で季節を楽しんでいただきたいと、夏に味わう「麩まんじゅう」を作り続けています。青のりを練り込んだ生麩でこし餡を包むものが定番ですが、たむらでは信州の人たちに「美味しい」と言ってもらえる麩まんじゅうを試行錯誤し、青のりではなくよもぎを練り込み、あえてつぶ餡を包んだ、たむらオリジナルの麩まんじゅうをご提供しています。
麩まんじゅうの決め手は、とにかく生麩。ゆるくても硬すぎても、あの生麩独特のもちもちとした食感は生まれせん。気温や湿度によって微妙に変わる変化を感じとり、職人の技で生麩を作り込みます。すべらかな生麩を存分に楽しむため、餡との比率は1 対1。
香り高い笹の葉で包んだ「麩まんじゅう」を氷で冷やして目でも涼しく、ひんやりつるりと入るのど越しを味わいながら、訪れる夏に一服の涼をお楽しみください。