• 伊那谷でトルコギキョウの栽培が始まったのは40年ほど前。
    昼夜の寒暖差を活かし、じっくりと時間をかけることで
    ボリュームがあり花もちの良い色鮮やかなトルコギキョウが育ちます。

    • 品種改良が進み、一重、八重、フリンジと花型も多く色も多彩なトルコギキョウは、柔らかな可憐さで心を癒してくれます。花もちするので夏でも長く楽しめます。

 苗を植えて1ヶ月半ほどすると始まる「枝整理」。横から出てくる余分な枝をすべて手作業で取り除き、つぼみが出るまで本体に養分を集中させるための作業です。
 「暑いビニールハウスの中、中腰で行う作業は大変ですが、できるだけ手早く行うことで花にストレスを与えないよう心がけています」と語るのは、二代目としてトルコギキョウの栽培に取り組む伊東さん。
 その後も、不要なつぼみや枝を取って整え、理想とする美しい形をめざして育てていきます。何度も手を加えたトルコギキョウは、茎が太く育ち、夏の切花として長く楽しめる大きな花を咲かせることができます。約半年をかけて、伊東さんが手塩にかけて育てた美しいトルコギキョウが花開きます。

(2018年9月号掲載)

JA全農長野
長野県の美味しい作物は「三ツ山マーク」をつけて出荷しています。
JA全農長野は、信頼される産地を目指し、安全安心な農産物の供給に努めています。

トルコギキョウの枝整理の動画はこちら⬆︎


  • JA上伊那管内
    トルコギキョウ生産者 伊東 雅之さん

    長野県はトルコギキョウの生産量日本一。新規就農で若い方も入ってきていますし、もっと花の栽培技術を安定させてクオリティを高めていきたいと思っています。トルコギキョウは栽培期間が長く、手をかけないと良い花が育ちません。今年は猛暑でハウス内での作業は体力的にも厳しいですが、きれいな花を作るために頑張っています。