チームを立ち上げることが決まってすぐに、「スペシャルオリンピックス日本 第1回全国ユニファイド®︎サッカー大会」の開催が決定しました。「ユニファイド」というのは、知的障がいのある人とない人でチームを作るスポーツプログラムで、障がいのレベルによってクラス分けされた競技大会が、世界各国で開催されています。
そこで、まずはその大会での優勝を目指して練習を開始しました。最初は全く経験のないアスリートもいましたが、練習を重ねるごとにどんどんモチベーションが高まり、なんとチーム発足5ヶ月で、金メダルを取ることができたんです(7人制・Div.2)。
さらに2017年にスウェーデンで開催された「ゴシアカップ」に日本から選抜され、知的障がいクラスで銀メダルを獲得しました。今年は、2019年にUAEで開催される「スペシャルオリンピックス世界大会」への出場を目指し、9月に開催される日本代表選手選考会での優勝を目指して練習しています。
アスリートたちは、1試合ごと、1大会ごとにどんどんスキルアップしています。主任コーチとしてのプレッシャーを感じることもありますが、自分たちの力を信じて走り続けたいと思っています。
スペシャルオリンピックス日本・長野は、今年20周年を迎えます。7月21日(土)には、ホワイトリングで記念式典とスポーツプログラム体験会が行われる予定です。サッカー以外にも、バスケットボールや卓球、フライングディスクなど、さまざまなスポーツプログラムを用意しています。アスリート希望の方はもちろん、パートナーやボランティアに興味のある方もぜひ来てみてください。障がいがある、なしではなく、みんなが自分のベストを尽くせるのがスポーツです。一人でも多くの方に、スペシャルオリンピックスの存在を知っていただきたいと思っています。