長野市に生花店を3店舗構える、「株式会社ヌボー生花店」。北尾張部にある「本社」と、長野駅の駅ビルMIDORI長野の1階にある「Nubow×L'arbre」、稲里のツルヤ長野南店の隣に位置する「Nubow × Adorer」で、花のプロが目利きした新鮮な切り花や鉢物、観葉植物等を販売しています。今回は「Nubow × Adorer」に併設されている人気カフェ「Adorer Café」で、2代目として活躍する山𥔎年起さんにお話を伺いました。

〈蕎麦朧とは〉

旬彩菓たむらを代表する菓子である蕎麦朧は、長野県産の上質な小麦粉、戸隠産の最上級蕎麦粉、和三盆、カルピスバター等を用い、一つひとつ手作業で丁寧に仕上げた、たむらオリジナルの和菓子です。

お花のある生活
それは、幸せな日々。
 昭和49(1974)年に創業したヌボー生花店は、今年、50周年を迎えます。2代目として節目の年を迎えることができたのも、地域の皆さまのご愛顧があってこそと、心から感謝しています。
 ヌボーはこれまで、日々の暮らしに寄り添う「花のある生活」の豊かさを、提案し続けてきました。玄関に、リビングに、寝室に、1輪の花があるだけで、そこに彩りが生まれ、心がほっとする時間が流れます。そんな幸せな瞬間を多くの方に届けるために、私たちが出来ることは何か。スタッフには、「お客様に3つのワクワクを届けよう」と常に伝えています。お客様がお花を買う前からワクワクできるような店づくり。新しい発見にワクワクしながらお花を選んでいただける接客。そしてお客様がご自宅でお花を飾って幸せを感じる瞬間。その3つが揃えば、ヌボーはお客様にとって価値のあるお店になれると考えています。もちろん大前提として、花の品質、鮮度、そして産地にこだわり、花のプロとして自信をもってお勧めできる花だけをセレクトしています。生産者とのパイプが強いのも、ヌボーの強みだと思います。
お花もお菓子も旬が命。
季節を届ける存在でありたい。
 ヌボーをよくご利用いただくお客様からは、「ヌボーさんの花はちょっと高いけれど、花持ちがいい」「生産者の情報を教えてもらえることで、より愛着を持って旬のお花を楽しめる」というお声をいただきます。私は、「〇〇だけれど」というのは、決して悪い意味だけではないと感じていて。今、お客様から信頼をいただいている「品質」、「鮮度」を守ること、ちょっと高いけれど花の種類が多く選ぶ楽しみがあると言っていただけるヌボーブランドを、これからも守り続けていきたいと思います。
 「旬彩菓たむら」さんとは、もう2年以上のお付き合いになるでしょうか。ヌボーでは月に一度、ご自宅まで季節のお花をお届けする「花の定期便」があるのですが、ご希望のお客様には、花と一緒にたむらさんの和菓子をお届けし、喜んでいただいています。お花もお菓子も、「旬」を感じるもの。やがて訪れる季節を心待ちにする気持ちに寄り添い、ほんの少しだけ早く、季節を届けるものだと思います。小さな和菓子に込められた旬の彩りの美しさ、職人の技術の高さは非常に勉強になります。旬のお花を愛でながら、旬のお菓子でほっとくつろぐ。そんな素敵な時間をお届けできることを幸せに感じます。
 蕎麦朧は、一息つきたいときにぴったりの和菓子ですね。ほろほろと崩れていく独特の食感は、洋菓子のようであり和菓子らしくもある、心に残るお菓子だと思います。私たちも、心に響くお花をお届けすることで、「お花のある暮らし」を提案し続けていきます。




  • 本店
  • 住所/長野市伊勢宮1-18-14
  • TEL/026-228-9235
  • 営業時間/9:00~18:00
  • 定休日/月曜日
  • 駐車場/8台

  • ながの東急店
  • 住所/長野市南千歳1-1-1ながの東急百貨店 地下1F
  • TEL/026-226-8181(ながの東急代表)
  • 営業時間/10:00~19:00
  • 定休日/ながの東急百貨店に準ずる
  • 駐車場/ながの東急百貨店駐車場をご利用ください。
  • http://www.shunsaikatamura.com/


(2024年4月号掲載)