戸倉上山田温泉のために
自分たちが今、できることを
自分たちらしく
続けていきたいと思います。

荻原 祥子
Sachiko Ogiwara
「湯あがり美女連」は、戸倉上山田温泉を愛し、戸倉上山田温泉を次代へとつなげるため、できることはないかと自ら集まったグループです。といっても、自分たちが楽しいかどうかが一番。誰に強制されたわけでもなく、いつの間にか仲間が増えました。
呼んでいただけるイベントが多くなると、踊る曲のレパートリーも増えました。「信濃の国」以外にも、「風林火山」や「戸倉上山田音頭」、「戸倉上山田小唄」など、機会をいただき披露させてもらっています。「戸倉上山田音頭」と「戸倉上山田小唄」は、戸倉上山田温泉のために書き下ろされた、私たちにとって大切な曲です。「戸倉上山田音頭」は、石本美由起さん作詞、遠藤実さん作曲。そして歌は昭和の演歌を代表する村田英雄さんと花村菊江さんです。また「戸倉上山田小唄」は、西沢爽さん作詞、作曲は昭和の大作曲家、古賀政男さんです。さらに歌は皆さんご存じの五月みどりさんなんですよ。この曲を依頼した昭和の時代、いかに戸倉上山田温泉が活気づいていたかわかります。あれから時代は移り変わり、団体旅行から個人旅行へと旅のあり方や、旅に求められるニーズも大きく変化しました。それでも、戸倉上山田温泉には、全国に誇れる良質なお湯があり、歴史に裏打ちされた文化があります。私たちは、誇りを持って戸倉上山田温泉を、自らが動くことで応援し続けていきたいと思っています。(2020年11月号掲載)