地域のために
自分にできることは
何かを
常に考えています。

水島 康明
Michiaki Mizushima
祖父が創業した紙の卸問屋、「水島紙店」を8年前に継いで4代目となりました。この業界に入ったのは1996(平成8年)。当時は長野オリンピック開催前で、地域全体に活気がありましたね。あれから20余年、スマートフォンの普及やIoTなど、ものすごい速さで時代が変化していることを実感しています。
「手提屋」として事業を展開する中で新たに生まれたムーブメントが「脱プラスチック」です。海洋汚染問題が大きく取り上げられたことは記憶に新しいと思いますが、今のままだと2050年までに海に捨てられるプラスチックごみの総重量は、海に生息する魚の総重量を超えると言われています。すでにユニクロや無印良品など大手が紙袋への切り替えを行っていますが、この考え方を更に地域に浸透させ、地域全体、地球全体で取り組んでいくことも「手提屋」の使命ではないかと考えています。「手提屋」はSDGsにも取り組み、今年2月に「長野県SDGs推進企業」として登録されました。持続可能な社会のために、自分たちに何ができるのかを、じっくりと考えていきたいと思います。(2020年6月号掲載)