水無月/1個 248円(税込)
旧暦の6月の名を冠した「水無月」という和菓子をご存じでしょうか。京都発祥のこの菓子は、1年の半分にあたる6月30日に、半年間の邪気を祓って残りの半年を健康に過ごせるよう祈願する、「夏越の祓」という神事の行事食として広がりました。
独特な三角の形は、平安時代に行われていた「氷室の節句」で、氷室から氷を切り出して食した宮中の風習からきているとか。三角形の白いういろうは、この氷を模したとも、四角を半分にしたことで1年の半分を示したともいわれています。また上にのった小豆の赤には、厄除けの願いが込められています。
たむらの「水無月」のういろうは、長野県産の米粉、もち粉、小麦粉、さらに吉野の本葛、新潟県産の白玉粉の5つの粉がブレンドされ、たむら独自のもちっとした食感が自慢です。上にのせた「かのこ豆」は、丹波の大納言を用い、3日3晩かけて炊きあげたもの。手をかけてゆっくりと糖度を上げていくことで、上品で自然な甘さに仕上げています。
たむらでは定番の水無月の他、黒糖のういろうに松代のあんずをのせた、「あんず水無月」もお楽しみいただけます。
※6月1日~30日までの限定販売