現在ミールケアは、長野だけでなく首都圏を中心に、350園以上の保育園、幼稚園の子どもたちに給食を提供しています。社員一人ひとりが、たくさんの子どもたちと日々接していく中で自然と生まれてきたのが「食育」への思い。未来を担う子どもたちに、「安心・安全」な食事を提供することはもちろん、「日本の美しい食文化を伝えていきたい」と考えるようになりました。もう「給食」は当たり前で、私たちはこれから、子どもたちをはじめ、先生や親御さんたちに「食を通じた教育」をしていくんだと、新たな使命を感じています。
そこでミールケアでは「一般財団法人日本educe食育総合研究所」を立ち上げ、信州大学や服部学園、公益財団法人日本環境協会の力をお借りして、「考食師」という資格を策定し、食育のスペシャリストを育てています。「考食師」の資格を取ることで、社員たちも自信をもって子どもたちに食文化やマナーを教えています。
そんな中、子どもたちと接していて感じるのは、やはり本物に触れる機会が少ないということ。「にんじんが土の中でどんな風に大きくなるのか」自分の目で見て触れて、心を動かした子どもたちは野菜が大好きになります。そこでミールケアでは、実際に農業体験できる場として昨年、レストランやカフェ、ベーカリー等を併設した「み~るんヴィレッジ」をアップルライン沿いにオープンしました。さらに今年の秋には、ここにSLを走らせて、子どもたちを乗せ真っ赤に実ったりんご畑の中を走りたいと思っています。夢はますます広がるばかりです。