「AC長野パルセイロ」に移籍したのは、2009年の6月、21歳の時でした。初めての試合でピッチに立った時、サポーターの応援に包まれて、自分が「必要とされている」ことを実感できたんです。ここで結果を出したい、と本気で思った瞬間でした。それから今日まで9年間、「AC長野パルセイロ」とともに歩んできました。
長野に来たのが6月だったので、自然が豊かで良いところだな、というのが最初の印象です。でも初めての冬を迎えたときは、正直大変なところだなと思いましたね。千葉では雪が降ると一大イベントでしたが、とにかくよく降るし、積もるのも当たり前で。実は今でも冬には慣れません。でも、春夏秋冬がはっきりしているのは、とても素敵だと思います。
また、長野はとても温かい人が多いですよね。最初はとっつきにくいこともあるのですが、一度懐に入れてもらえると、家族のように接してくれる人がたくさんいます。長野に来て、とても良い縁に恵まれているなと思います。今は長野の人と結婚して、子どもも生まれ、もうほぼ「地元」ですね。子どもはまだ1歳なんですが、長野Uスタジアムに連れてくると、サポーターの人たちを見て一緒にはしゃいでいます。あの大音響が楽しいみたいで、こちらもなんだか嬉しくなります。
「AC長野パルセイロ」は、これまでも地域密着型のチームとして、サポーターの皆さんを始め、地域の皆さんとともに歴史を重ねてきました。今年こそは「J2昇格」を実現させるべく、選手、スタッフ一丸となって、「勝ち」にこだわるチームとして突き進んでいきたいと思います。皆さんの応援が、自分たちの力になっています。今年も「AC長野パルセイロ」の応援、よろしくお願いします。