• 「ハクサイ」というと冬の食べ物というイメージが強いですが
    長野県では7月から10月が、ハクサイの旬です。
    夏秋期生産量全国トップシェア(85%)の、長野のハクサイを味わってください。

    • 小さな種を指の感触だけで穴に落とし、丁寧に播いていきます。間引きでは、弱い芽はもちろん、勢いの良すぎるものも間引いて、畝全体の生長がすべて同じくらいに揃うよう、全体を見て調整していきます。

 御嶽山の麓、開田高原で作られる「御岳はくさい」は、畑に直接種を播く、直播き栽培が特徴です。
 「直播きの一番の良さは、根が深く張ることです。主根は地中1mほどまでまっすぐに伸び、水分や栄養を吸い上げるため、ハクサイの生育が早いんです」と語る中田さんの手には、小さなハクサイの種が。「1箇所につき2粒ずつ、種を直接播きます。2つ播くのは芽が出ないリスクに備えるため。そのかわり、芽が出た後に間引きという作業が増えるんですが」と笑う中田さん。虫の交尾を邪魔する交信かく乱剤を地域全体で導入し、減農薬・環境保全に取り組んでいます。種を播いてから60日前後で収穫できる「御岳はくさい」は、繊維が少なく歯切れの良さが特長。夏が旬の長野のハクサイをぜひ味わってみてください。

(2019年8月号掲載)

JA全農長野
長野県の美味しい作物は「三ツ山マーク」をつけて出荷しています。
JA全農長野は、信頼される産地を目指し、安全安心な農産物の供給に努めています。

長野県産ハクサイをおいしくするヒミツはこちら⬆︎


  • JA木曽管内
    ハクサイ生産者 中田 真司さん

    「御岳はくさい」は、開田高原の寒暖差と朝露のおかげで糖度が高いんです。直播きで生長が早いから繊維も少なく、歯切れの良いみずみずしいハクサイに育ちます。試していただきたいのはサラダですね。ハクサイの真ん中あたりを生で食べると、その甘みにびっくりするはずです。