病気や怪我の時に、私たちを助けてくれる「薬」。
でも間違った薬の飲み方や使い方は、体に害を及ぼします。
「薬」に対する正しい知識を身につけて、上手に薬を活用しましょう。

毎日飲むくすりの管理方法

 病気の中には、長期間、毎日薬を飲まなければならないものもあります。薬の飲み忘れや飲み間違いを防ぐために、苦労されている方は意外と多いはず。薬局のサービスや飲み忘れグッズを活用して上手に薬とつきあいましょう。

一包化

 1日3回の薬と1日2回の薬など、数種類の薬を飲む時に飲み間違いをしそうで心配になることがあります。そんな時は、お医者さんや薬剤師さんに相談してください。調剤する時に1回に飲む薬をまとめて、飲む時間や薬の名前を入れる「一包化」対応をしてくれます。

投薬カレンダー&投薬箱

 薬を長期間にわたって飲む場合は、投薬カレンダーや投薬箱を使ってみてください。薬を飲んだかどうか一目でわかるので、「今日は飲んだかな」などと不安になることもありません。整理も短時間ですみます。さまざまなタイプがありますので、自分に合ったものを選ぶのがコツです。

点字付きシール

 目が不自由な方が間違って薬を服用しないためのサポートとして、点字付きシールがあります。シールの表面に点字があり、触るといつ飲む薬なのかがわかるように工夫されています。薬を正しく飲めていないと感じたら、まずは薬剤師さんに相談してみてください。きっと良い解決法が見つかると思います。
Health
Column

薬を飲むタイミングが合わない時は

 薬は決められた時間に飲むことが大切です。けれど忙しい日々の中で、毎日同じリズムで生活できない人も多いのではないでしょうか。
 例えば1日1回朝食後に飲む薬を処方されているけれど、忙しくて朝食を抜いてしまったり、疲れていて休日は昼頃まで寝てしまったりと、生活が不規則で飲むタイミングがずれる場合があります。この場合は、「必ず朝食後に飲まなければいけない」というよりは、「飲んだり飲まなかったりするムラをなくす」ことのほうが重要です。自分で勝手に判断せずに、お医者さんや薬剤師さんにきちんと相談をして、「どの時間までなら飲んでも大丈夫か」、「いつ飲めば1日1回きちんと飲めるか」など、自分に合った飲み方を探しましょう。

(2017年8月号掲載)

長野市薬剤師会

薬剤師会検査センター 水道水など飲用水の法定検査、河川や土壌などの環境検査等、その他公衆衛生に関する試験検査を幅広く行っています。
井戸水などの水質検査やシックハウス、土壌汚染など検査することができます。
お問い合わせは TEL/026-227-3722

  • 一般社団法人 長野市薬剤師会
  • 〒380-0918 長野市アークス13番11号
  • 026-227-3222
  • 026-227-3806

薬局マップや休日・夜間当番薬局の情報はホームページへアクセス http://www.nagano-shiyaku.or.jp/